News

秋田県が県営水力発電所の導水路をロボットで3次元計測し欠損検出を実証

秋田県が県営水力発電所の導水路をロボットで3次元計測し欠損検出を実証

秋田県は2026年8月20日、県営水力発電所の導水路をロボットで3次元計測し、取得した点群データから壁面の剥離や欠損などを解析する実証事業に取り組んでいると発表した。経済産業省の補助金を活用し、2025年度から計測と解析を進めている。[1]

2025年度は五城目町の杉沢発電所で、直径2.4m、延長4.5kmの導水路を高さ約1mのロボットで計測し、約40億点の3次元点群データを収集した。従来の方法で確認されていた壁面の剥離や欠損を全て検出したほか、目視では把握しにくい小さな変化も検出し、点検期間は約1か月から約1週間に短縮された。

2026年度は10月から鹿角市の柴平発電所と八幡平発電所で実証を行う予定で、より傾斜に対応できるロボットの開発と、AIを使った異常箇所の種類の自動解析を進めるとしている。秋田県は今後、他の県営水力発電所で3年ごとに実施している点検へのロボット導入や、計測時の完全無人化を目指すとしている。

杉沢発電所での実証結果と2026年度の実施内容

項目 詳細
2025年度の実証 杉沢発電所の延長4.5kmの導水路で約40億点の3次元点群データを収集し、既知の剥離や欠損を全て検出したほか、小さな変化も検出した。
点検期間 従来は約1か月を要していた点検が、実証では約1週間に短縮された。
2026年度の予定 10月から柴平発電所と八幡平発電所で実証を行い、傾斜への対応を高めたロボットとAIによる異常箇所の種類の自動解析を導入する。

Fuel Connect編集部の整理

今回の発表は、1950~60年代から稼働する施設が多い秋田県営水力発電所において、導水路の点検をロボットによる3次元計測へ広げる実証事業の進捗を示したものである。対象となる導水路は傾斜がきつい閉鎖空間に設けられており、従来は作業員による目視点検が行われていた。

水力発電所の保守点検や設備管理、ロボットを使った計測、3次元点群データの解析に関わる実務担当者にとって、実証で確認された検出内容や点検期間、2026年度に予定される実施内容を把握するための情報となる。秋田県は今後、他の県営水力発電所の3年ごとの点検にもロボットを導入し、経済産業省などを通じて事業内容を全国に発信するとしている。

関連ガイド:アドブルー(AdBlue)とはアドブルー通販・選び方AdBlue通販・お見積り

References

  1. ^ 【読売新聞オンライン】. 「秋田県が県営水力発電所の導水路をロボットで3次元計測し欠損検出を実証」. https://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20260820-GYTNT00220/.

アドブルーの関連コラム