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アウディのアドブルー残量を確認する方法

アウディのディーゼル車でアドブルー(AdBlue)の残量をチェックする際、メーターパネルの突然の警告表示に戸惑ってしまった経験はないでしょうか。正しい確認手順を把握しておけば、補充のタイミングを逃さずエンジントラブルを未然に防げます。

この記事では、専用アプリや車体システムを使った具体的な残量チェックの手順に加え、表示される走行可能距離の正しい見方まで詳しく解説します。いつ補充すべきか目安を知って安心して運転したい方は、ぜひ操作の参考にしてください。


アウディのアドブルー残量を確認する方法

アウディの各ディーゼルモデルにおいて、アドブルー残量を把握するための主な確認手段は大きく2つあります。

利用できる機能は車種・年式・コネクテッドサービスの契約状況により、異なる場合があります。それぞれの特徴を比較した表は、以下の通りです。

確認方法 特徴 必要なもの
myAudiアプリ 車外からスマートフォンで手軽に確認できる 専用アプリとアカウント設定・対応車種
MMI等/オンボードコンピューター 運転席のメーターパネルで直接確認できる 特になし(車両の操作のみ)

状況に合わせて、確認しやすい方法を選ぶのがポイントです。アプリと車載システムの両方の手順を把握しておくと、外出先でも適切に対応できます。

myAudiアプリで確認する

アウディが提供するmyAudiアプリ(スマートフォン向け専用アプリ)に対応している車種では、車から離れた場所でもアドブルーの状態をチェックできます。Audi connectサービスの契約状況や年式によっては、本機能が利用できない場合があるため、事前に対応状況を確認してください。

なお、対応車種かつ車両連携設定済みの場合のみ利用可能で、表示項目名は車種・ソフトウェアバージョンにより、異なる場合があります。

アプリを起動して車両ステータスの画面を開き、該当の項目を確認する流れです。確認する際の主な手順は、以下の通りです。

  1. myAudiアプリをスマートフォンで起動する
  2. 車両のステータスや詳細情報メニューを開く
  3. AdBlueの走行可能距離の項目をチェックする

対応車種のアプリ上では、一般的に「走行可能距離 >2400km」のような距離表示形式で確認できます。表示形式は車種・ソフトウェアバージョンにより、異なる場合があります。

オンボードコンピューターで確認する

運転席に座り、メーターパネル内の車両情報システム(MMI等、世代・モデルによって、名称が異なります)やバーチャルコックピット、またはオンボードコンピューターを操作して残量を把握する手段です。

ステアリングホイールのボタンを使って、車両情報のメニューを切り替えていくことによって確認します。なお、旧世代モデルはロータリーコントローラー操作となるなど、操作方法は車種・年式によって、異なりますので、お手持ちの取扱説明書をあわせてご確認ください。

具体的な操作ステップは以下の通りですが、車種・年式によって、画面名称が異なる場合がある点にもご注意ください。

  1. イグニッションをオンにする
  2. ステアリングのボタン(またはMMI等のコントローラー)で車両情報のタブを選択する
  3. AdBlueの項目が表示されるまでスクロールする

停車中にアドブルーの状態を手軽に確認したいときに役立つ手段です。コネクテッドサービスが利用できない環境でも、車両内の操作のみで残量を把握できます。

なお、走行中の操作は安全上推奨されないため、確認は必ず安全な場所に停車してから行うようにしてください。

走行可能距離の表示を読み解く

アプリやメーターパネルで確認できるアドブルーの残量は、残りの液体量ではなく「あと何キロ走れるか」という距離で示されます。

アドブルーの補充義務は、ディーゼル車の排出ガス規制強化に由来します。国土交通省がSCR(選択触媒還元)システムを活用した排出ガス浄化基準の強化を段階的に進めてきたことで、アドブルーの適切な補充はディーゼル車オーナーの義務として確立しました。

また、平成27年には、ディーゼル重量車及び二輪車の排出基準の強化を実施し、自動車の排出ガスのさらなる低減を図ることとしています。

出典:国土交通省の自動車排出ガス規制

この表示の意味を正しく理解しておかないと、予期せぬタイミングでエンジン再始動不可となるリスクがあるため注意が必要です。多くのVAG系SCR搭載ディーゼル車における走行可能距離の目安と状況は、以下の通りです。

アドブルーの状態 車両の状態と対応
警告なし(残量十分) 補充不要。表示は「>2,400km」など残量に応じた距離を示す
警告表示開始(走行可能距離約2,400km以下) 補充を促す警告が表示され、メーターに残り走行可能距離が表示される。車種によっては約1,000km以下で警告表示が変化する多段警告が作動する場合もある
残り0km(エンジン再始動不可) 補充するまでエンジンの再始動ができなくなる。走行中の突然停止ではなく、停止後の再始動が制限される

なお、具体的な警告タイミングや表示値は車種・制御世代により、異なります。アウディのディーラーや取扱説明書でご自身の車両の仕様をあわせてご確認ください。

警告灯が点灯したらメーターに表示される走行可能距離が猶予の目安です。早めにディーラーまたは整備工場で補充を行うことを推奨します。

アウディのアドブルー残量確認に関するよくある質問

残量がゼロになるとどうなりますか?

アウディのクリーンディーゼルモデルでは、アドブルーが完全に無くなるとエンジンの再始動ができなくなります。これはSCR(選択触媒還元)システムを用いた排出ガス規制対応のため、多くのディーゼル車に搭載されている制御によるものです。

走行中にエンジンが突然停止することはありませんが、一度エンジンを切ると補充するまで動かせないため、早めの補充が求められます。

警告灯が点灯してからどれくらい走れますか?

メーターに表示される走行可能距離がそのまま猶予の目安です。一般的には走行可能距離が約2,400kmを下回った時点で最初の警告灯が点灯し、その後もカウントダウンが続きます。

詳しい警告段階と残量ゼロ時の挙動については、本記事の「走行可能距離の表示を読み解く」の章をあわせてご参照ください。

残量があるのに警告が出ることはありますか?

十分な残量があるにもかかわらず、センサーの異常や誤作動によって、警告灯が点灯することがまれに発生します。原因としては、NOxセンサー異常・ポンプ異常・SCR系故障のほか、アドブルーの水分が蒸発して尿素が結晶化しセンサー部分に付着する現象や品質不良のアドブルー使用などが考えられます。

自分で補充しても警告が消えない場合は、故障コードの消去だけでは、再発することもあるため、安易なDIYリセットは推奨しません。専門の修理工場への相談をおすすめします。

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