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ベンツのアドブルーを自分で補充する方法

ベンツアドブルー補充する際、メーターパネルに突然残量低下の警告メッセージが表示されて、焦ってしまった経験はないでしょうか。適切な規格の液剤を準備して正しい手順で作業を行えば、エンジンが始動できなくなるリスクを回避して安全に状態を復旧できます。

この記事では、ベンツのアドブルーを補充する具体的な手順に加え、車体にこぼれないように養生するコツや補充後の警告表示の確認について、詳しく解説する構成です。維持費を節約して自分でメンテナンスを行いたい方は、ぜひ操作の参考にしてください。


ベンツのアドブルーを補充する方法

ベンツのアドブルーを自分で補充する前に、メーカーの公式見解を事前に確認しておくことが推奨されます。一部モデルの取扱説明書ではユーザー自身による補充手順が案内されており、実際に自分で作業する場合は該当車種のメルセデス・ベンツ公式 取扱説明書を必ず参照してください。

なお、DIYでの作業は自己責任となるため、作業前に必ずリスクと手順を確認してから取り組んでください。

リスクを理解した上で作業を行う場合の基本的な手順は、以下の通りです。

手順 作業の概要
1 必要なアドブルーの準備
2 注入口の位置の確認
3 規定量のアドブルーの注入

各工程で使用する道具や作業時の注意点について、以下で順番に確認していきましょう。補充作業は正しい手順を把握しておくことで、安全に実施できます。

必要なアドブルーを準備する

補充作業を始める前に、車両の仕様に適合したアドブルーを用意してください。使用するアドブルーの規格が合わない場合、SCRシステムの故障につながる恐れがあります。

市販品を購入する際は、ISO 22241規格(ISO 22241-1に対応するJIS K 2247-1)に適合した製品、または「AdBlue®」の認証ロゴが表示された製品を選んでください。AdBlue®はドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標であり、この名称が使用された製品はISO 22241規格の品質基準への適合を前提としています。

準備する主な物品は、以下の通りです。

  • ISO 22241規格(AdBlue®認証)適合のアドブルー
  • 注入用のノズルや漏斗
  • こぼれた際の拭き取り用タオル

アドブルーは約-11℃で凍結する性質があるため、保管環境にも配慮が必要です。なお車両にはAdBlue®用の予備ヒーターが標準装備されており、通常の使用条件での凍結は想定されています。

また、不純物の混入は品質劣化やSCRシステム(排気後処理システム)の故障原因となるため、専用容器のみ使用してください。

車両のAdBlue注入口の位置を確認する

次に、アドブルーを注入するためのAdBlue注入口がどこにあるかを探します。車種や年式によって、配置場所が大きく異なるため、必ず該当車種の取扱説明書で確認することが確実です。

ベンツのディーゼル車において、AdBlue注入口が配置されている代表的な箇所は以下の通りです。

  • フューエルリッド(給油口)の内部
  • トランクルームのフロア下
  • エンジンルームの奥(一部車種のみ)

給油口のすぐ隣に配置されている場合は、誤って燃料タンクにアドブルーを入れてしまわないよう、注入口のキャップと燃料キャップの違いを必ず確認してから作業を進めてください。

規定量のアドブルーを注入する

注入口のキャップを開けたら、専用のノズルを取り付けた容器からアドブルーをゆっくりと注ぎ入れます。タンク容量は車種ごとに異なるため、事前に取扱説明書で最大充填量を確認した上で作業してください。

一部車種では注入口からの液面確認が難しい構造のため、規定量を超えないよう注意しながら慎重に注入することが求められます。

注入作業を安全に進めるためのポイントをまとめました。

  • 急激に注がず規定量を超えないよう慎重に進める
  • 車種ごとの規定タンク容量を事前に確認し、上限を厳守する
  • キャップを確実に閉めて密閉する

アドブルーが塗装面や金属部品にこぼれた場合の対処法については、次のH2「ベンツのアドブルーを自分で補充する際の注意点」で詳しく解説しています。

ベンツのアドブルーを自分で補充する際の注意点

ベンツのアドブルーをDIYで補充する際は、補充後エラーへの対応とこぼれた際の車体保護を押さえておきましょう。

作業時の主な注意点として、以下の2つをまとめました。

  1. 車体にこぼれないように養生する
  2. 補充後に警告表示が消えるか確認する

それぞれの注意点について、詳しく解説します。作業の安全性を高めるため、事前にしっかりと把握しておくことをお勧めです。

車体にこぼれないように養生する

アドブルーは塗装面や金属部品を傷める性質があるため、DIYで作業する際は養生を徹底することが推奨されます。

アドブルーが塗装面に付着した場合、長時間放置するとシミや白い結晶(尿素の析出)の原因となる場合があります。金属部品への長期接触も劣化リスクがあるため、液剤の取り扱いには注意が必要です。

作業を始める前に、タオルやビニールシートを注入口周辺に敷いておくことで、塗装面や金属部品へのアドブルー付着を最小限に抑えられます。

こぼしてしまった場合の具体的な対処法は、以下の通りです。

状況 対処法
塗装面に付着した すぐに大量の水で洗い流す
金属部品にこぼれた 濡れた布で速やかに拭き取る
白く結晶化している ぬるま湯を含ませた布で拭く

拭き残しがある場合はシミや結晶化が進む可能性があるため、アドブルーがこぼれた際は早めの清掃を徹底してください。

補充後に警告表示が消えるか確認する

規定量のアドブルーを注入した後は、メーターパネルの警告メッセージが正常に消去されたか確かめる作業が必要です。

補充後は取扱説明書の手順に従い、警告表示の消灯を確認してください。多くのモデルでは一定距離走行後に自動的に警告が消灯しますが、消えない場合はディーラーまたは整備工場に診断機によるリセットを依頼するのが確実です。

警告が消えない場合の主な原因は、以下の通りです。

  • センサーが残量変化を正確に読み取れていない
  • NOxセンサー(排気中の窒素酸化物を検出するセンサー)などの関連部品が故障している
  • 専用の診断機による充填レベルのリセット作業が必要な状態

ベンツのモデルや年式によって、挙動は異なります。旧世代モデルでは補充後に診断機によるリセットが必要となる場合があり、この場合は正規ディーラーや専門整備工場への依頼が必要です。

警告灯を放置するとエンジンが再始動できなくなるリスクがあるため、自動消灯しない場合は早めに専門業者へ診断機によるリセット作業を依頼してください。

エラーが解消されない場合は無理に自己解決しようとせず、プロの診断を受けることが車両を守るための最適な判断です。

ベンツのアドブルー補充に関するよくある質問

メルセデスの正規ディーラーでアドブルーを補充する費用はいくらですか?

費用は車種や補充量、診断作業の有無によって、大きく異なります。正確な金額については、事前に見積もりを依頼して確認してください。

市販品を購入してご自身で作業する場合に比べると割高な傾向がありますが、公式の指定サービス工場に依頼すれば、専門の診断機によるエラーリセットなども同時に行えるため安心です。

トラックステーションでベンツにアドブルーを補充できますか?

店舗によっては、補充できる場合がありますが、多くのトラックステーションでは計量器(ディスペンサー)からの乗用車への直接給水(量り売り)を行っておらず、容器販売のみとしている店舗が多い実態があります。直接補充ができるか、事前に店舗へ確認してください。

また、設備が大型商用車向けに設計されている場合はノズルの形状が乗用車に適していない場合もあるため、対応可否の確認は欠かせません。ガソリンスタンドよりも単価が安く設定されていることが多いですが、利用前の確認を徹底することが求められます。

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