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西安電子科技大学の実証で進む中国の宇宙太陽光発電計画

西安電子科技大学の実証で進む中国の宇宙太陽光発電計画

XenoSpectrumが2026年6月21日5時36分に公開した記事では、西安電子科技大学が2026年5月に地上75mタワーから100m先へ1,180Wのマイクロ波無線電力伝送を実施した内容が紹介されている。この実験では、時速30kmで飛行するドローンへ30mの距離から143Wを安定供給したことも示されている[1]

記事によると、中国の逐日プロジェクトは2022年に一対一・固定点の全システム検証を完了しており、今回の実験は一対多・動的目標への移行として位置づけられている。実験で示された同時送電の能力は、軌道上電力ステーションが複数の衛星や地上車両に電力を供給する構想と関連づけて説明されている。

宇宙太陽光発電は、静止軌道上の大型太陽電池パネルで集めた太陽光をマイクロ波またはレーザーへ変換し、地上の受電アンテナに届ける仕組みとして説明されている。記事では、静止軌道の太陽エネルギー密度が最大約1,360W/㎡で、地表の200〜300W/㎡と比べて4.5〜6.8倍に相当するとの数値が示されている。

逐日プロジェクトの実証値と中国ロードマップの整理

項目 詳細
地上実験 2026年5月に75mタワーから100m先の固定アンテナへ1,180Wを伝送し、30m先を時速30kmで飛行するドローンへ143Wを供給した。
変換効率 直流電力からマイクロ波を経て直流電力へ戻すDC-DCの全工程で、総合効率20.8%と説明されている。
試験施設 重慶市壁山区には約33エーカーの地上試験施設があり、核心試験場は17.5エーカーとされている。
計画年次 CASのロードマップでは、2028年の低軌道衛星実験、2030年の静止軌道100kW以上発電、2035年の10MW地上システム、2050年の2GW商用運転が示されている。

Fuel Connect編集部の整理

今回の記事は、太陽光発電を宇宙空間で行い、マイクロ波などで地上へ送る宇宙太陽光発電について、中国の地上実証と段階的な計画年次を整理した内容である。地上100mでの伝送実験と2050年の2GW商用運転目標は同じ技術領域に属するが、記事では伝送距離や軌道環境が異なる点も併記されている。

エネルギー事業、電力インフラ、燃料調達、車両管理、物流設備の運用に関わる読者にとって、宇宙太陽光発電の実証値と計画年次は長期的な技術動向を把握する材料になる。特に、DC-DC総合効率20.8%、2028年の天宮を活用した軌道実験、2030年以降の発電規模の設定は、再生可能エネルギー関連技術の比較整理に使える情報である。

References

  1. ^ XenoSpectrum. 「China Space-Based Solar Power Zhuri Project」. https://xenospectrum.com/china-space-based-solar-power-zhuri-project/.

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