News

マツダのClickHouse活用とデータ分析基盤の位置づけ

マツダのClickHouse活用とデータ分析基盤の位置づけ

ITmediaは2026年6月22日、マツダがデータ分析基盤としてオープンソースの高速OLAPデータベースClickHouseを活用している取り組みを紹介した。記事では、AI活用が進む中でデータを蓄積するだけでなく、必要なデータを高速に取り出して分析する仕組みが取り上げられている[1]

マツダは「2030経営方針」の下で、カーボンニュートラル、電動化、人とITの共創による価値創造、原価低減とサプライチェーン強靭化の4つの取り組みを進めている。同社のIT領域では、DXにおける業務構造改革とBLUEPRINTによる組織風土改革を柱に、生成AIなどを活用して2030年に生産性を倍増させる方針が示されている。

マツダでは2025年9月、AIとデータ活用によって業務改革を推進する組織としてMAXが立ち上がり、企画、設計、製造、販売、事務部門までを対象にしている。MAXチームにはアプリエンジニア、インフラエンジニア、データエンジニア、データサイエンティストらが所属し、データ基盤の構築から分析、活用までを一貫して担っている。

マツダがClickHouseを採用した経緯と運用内容

項目 詳細
採用時期 マツダは2018年にOLAPデータベースとしてClickHouseを採用した。
導入前の状況 2016年にHadoop系の分散ソリューションを導入したが、レスポンス、スケーラビリティ、コストの面で課題に直面していた。
主な採用理由 大量データを高速に検索できるパフォーマンスに着目し、カラムナー型データベースの一つとしてClickHouseを調査した。
運用上の特徴 オープンソース版を7年以上利用し、吉岡正博氏はこれまで障害が起こったことは一度もないと説明している。

Fuel Connect編集部の整理

この記事は、自動車メーカーにおけるAI活用とデータ分析基盤の関係を、マツダのClickHouse利用事例を通じて整理した内容である。IoTデータ、センサーデータ、業務データを収集、蓄積、分析し、各部門で活用する体制が説明されている点が中心となる。

企業の情報システム部門、車両や工場のデータ活用を扱う実務担当者、物流や車両管理に関わる読者にとって、データの蓄積と分析の役割分担を把握する材料になる。燃料調達や車両運用の領域でも、現場データをどのように集約し、分析基盤で扱うかを確認する際の関連情報として位置づけられる。

References

  1. ^ ITmedia. 「マツダのClickHouse活用とデータ分析基盤の位置づけ」. https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2606/22/news013.html.

アドブルーの関連コラム