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原油価格下落の貿易統計反映には約2カ月の時間差があるとの整理

原油価格下落の貿易統計反映には約2カ月の時間差があるとの整理

JBpressは2026年6月23日5:00に掲載した記事で、原油価格の動きが日本の貿易統計の輸入額に反映されるまでには、実務上約2カ月のタイムラグが想定されると説明した。原油価格は輸入時点の価格だけでなく、前月平均取引価格、調整金、海上輸送運賃、保険料、決済時のドル/円相場などの要素を経て統計に表れる構造である。[1]

記事では、6月の積み込み価格が5月の平均取引価格を基礎に決まり、その時点で1カ月の時間差が生じると整理している。さらに中東産油国などの積み出し港から日本への航海に約20〜30日を要し、到着後の荷役や税関手続き後に輸入統計へ計上されると説明している。

ドバイ原油スポット平均価格を参照した整理では、貿易統計上の原油輸入単価は5月分で約126ドル、6月分で約105ドル、7月分で約102ドルになるとされている。5月分の貿易統計で算出された「原油及び粗油」の輸入単価は約115ドルで、足元の水準と比べて高い水準にあると記事は述べている。

貿易統計に表れる原油輸入単価と反映時期の整理

項目 詳細
価格反映の時間差 原油価格が貿易統計の輸入額に反映されるまで、約2カ月のタイムラグが想定される。
輸入単価の決まり方 当月に輸入される原油単価は、前月の平均取引価格を基礎に、産油国の調整金などを考慮して決まる。
CIF価格への影響要素 日本への到着価格では、原油価格に加えて海上輸送運賃、保険料、決済時のドル/円相場が影響する。
統計計上までの流れ 積み出し港から日本への航海に約20〜30日を要し、到着後の荷役や税関手続きを経て輸入統計に計上される。
6月下旬価格の反映時期 記事では、2026年6月下旬時点の原油価格が反映されるのは8月分の貿易統計になると整理している。

Fuel Connect編集部の整理

本記事は、原油価格の変動と日本の貿易統計における輸入額との間に、取引価格の決定、輸送、通関を含む時間差があることを整理した内容である。原油価格の足元の変化を貿易統計の数値と照合する際には、統計に表れる時期と価格形成の基準月を分けて確認する必要がある。

燃料調達、物流、車両管理、エネルギー関連コストを扱う実務担当者にとって、原油価格と輸入統計の反映時期のずれは、月次データを読む際の前提条件となる。特に輸入単価、為替、輸送費、保険料がCIF価格に関係するため、燃料費や調達価格を確認する読者は、単月の市場価格だけでなく統計上の計上時期も把握しておくと有用である。

References

  1. ^ JBpress. 「原油価格下落が貿易統計へ反映されるまでの時間差」. https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/95533?page=2.

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