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濁水処理プラントを過去データに基づいて自動制御

濁水処理プラントを過去データに基づいて自動制御

2026年7月13日、成和リニューアルワークスが開発したリクリアビジョンは、建設現場の濁水処理プラントで収集した濁度、pH、流量などのデータをクラウドに送り、過去の運転データを基に装置の調整を自動化する支援システムとして紹介された。3月に九州地方の建築プロジェクトの造成工事現場へ初適用され、運転員が現地で行う管理業務の時間短縮と薬品使用量の削減が確認された。[1]

リクリアビジョンは、現場で収集したデータをMODEが提供する遠隔監視クラウド基盤ビズスタックへ送信し、過去の運転データから最適化した処理条件に基づいて薬品用ポンプ、高分子添加ポンプ、原水調整弁を自動制御する。処理水が所定の基準を満たさない場合は、蓄積データから最新の原水濃度に近く良好な処理結果を得た運転データを検索し、その内容を参照して制御値を切り替える過去再現運転へ移行する。

初適用現場では、薬品使用量が31%減り、運転員の管理業務は1日8時間から4時間45分へ短縮され、処理能力が1時間当たり150立方メートル程度の設備では従来設備比で約6%の運転コスト削減が見込まれると試算された。成和リニューアルワークスは、クラウドAIを活用した制御の高度化、多様な仮設プラント向けメンテナンス手順を生成AIで呼び出す機能、都市部のシールド工事や山岳トンネル工事への展開を進め、5年以内に10件程度の適用を目指す。

初適用で確認された削減実績と今後の適用目標

項目 詳細
初適用 3月、九州地方の建築プロジェクトの造成工事現場
管理業務時間 1日8時間から4時間45分へ短縮
薬品使用量 初適用現場で31%削減
運転コスト試算 処理能力が1時間当たり150立方メートル程度の場合に約6%削減の見込み
適用目標 都市部のシールド工事や山岳トンネル工事などへ展開し、5年以内に10件程度

Fuel Connect編集部の整理

本件は、建設現場に設置される濁水処理プラントについて、遠隔監視クラウドと過去データに基づく自動制御を組み合わせ、薬品供給や原水調整の運転管理を省力化した事例として整理できる。初適用現場で示された薬品使用量と管理業務時間の変化に加え、処理能力に応じた運転コストの試算、AIを使った自律運転化や適用範囲拡大の計画までが同じ記事内で示されている。

建設会社の施工管理部門、機械設備部門、濁水処理設備の運転担当者にとっては、監視項目、制御対象、異常時の運転切り替え、初適用時の削減実績を把握するための情報となる。遠隔監視クラウドの提供事業者、建設機械や仮設設備のレンタル会社、都市部のシールド工事や山岳トンネル工事に関わる担当者にとっては、連携対象となる機器や今後の適用予定を確認する材料となる。

References

  1. ^ 日刊建設工業新聞. 「濁水処理プラントを過去データに基づいて自動制御」. https://www.decn.co.jp/?p=185978.

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