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商用サイズのフィルム型太陽電池で変換効率17.2%を達成
商用サイズのフィルム型太陽電池で変換効率17.2%を達成
2026年7月13日、ニュースイッチは、エネコートテクノロジーズが商用サイズのフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールでエネルギー変換効率17.2%を達成し、国内最高水準とみられる結果になったと報じた。高効率は370mm×470mmのG2サイズで実現し、屋外設置15年以上相当の耐久性も確認された。[1]
同社は、面積拡大に伴う変換効率の低下や耐久性の不足といったフィルム型PSCの課題に対応し、高効率と高耐久に関わる技術やノウハウを製造工程へ適用して量産化につなげる方針である。政府のグリーンイノベーション基金事業では、2030年度までに発電コストを従来型の結晶シリコン太陽電池と同等の1kWh当たり14円以下とする目標が示されている。
耐久性試験では、温度85℃、湿度85%の高温高湿環境で4000時間にわたり初期性能の85%以上を維持し、1sunの光を照射しながら高温環境にさらす試験結果から屋外16.4年相当の推定寿命が算出された。同社は、2つの試験結果を踏まえ、屋外で15年以上使用できると見込んでいる。
変換効率と耐久性試験の主要数値
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| モジュールサイズ | 370mm×470mmのG2サイズ |
| エネルギー変換効率 | 17.2% |
| 高温高湿試験 | 温度85℃、湿度85%の環境で4000時間後も初期性能の85%以上を維持 |
| 推定寿命 | 屋外16.4年相当 |
| 量産技術の目標 | ロール・ツー・ロール工法による30cm角サイズで変換効率16% |
Fuel Connect編集部の整理
本記事は、商用サイズのフィルム型ペロブスカイト太陽電池について、変換効率17.2%と耐久性試験の結果を整理し、量産化に向けて製造工程へ技術やノウハウを適用する方針を伝える内容である。政府のグリーンイノベーション基金事業で示された2030年度の発電コスト目標と、同社がロール・ツー・ロール工法による30cm角サイズで掲げる変換効率16%の目標も、同じ開発の枠組みとして示されている。
再生可能エネルギー設備の企画、建築物への太陽電池導入、発電設備の調達、製造工程の検討に関わる読者にとって、商用サイズでの効率、具体的な試験条件、推定寿命を把握するための情報である。耐荷重の低い屋根や壁など、従来型の太陽電池を設置しにくい場所への導入を検討する実務担当者は、変換効率と耐久性の数値に加え、量産化へ向けた製造方法の位置づけも確認できる。
References
- ^ ニュースイッチ. 「商用サイズのフィルム型太陽電池で変換効率17.2%を達成」. https://newswitch.jp/p/49705.
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