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本番グレードのルーティング環境でeQKDの運用制御を実証

本番グレードのルーティング環境でeQKDの運用制御を実証

2026年7月15日、量子ネットワークソフトウェアを提供するAliro Technologiesとオーストリアの量子スケールアップ企業zerothirdは、シスコと共同で進めた量子セーフネットワークの展開を発表した。実証はイタリアのヴィメルカーテにあるシスコ・フォトニクス・センターで行われ、本番グレードのルーティングハードウェア上で稼働するエンタングルメントベース量子鍵配送ネットワークを対象とした。[1]

今回の構成では、Aliro Orchestratorとzerothirdの自動鍵生成ハードウェアを組み合わせ、ライブネットワーク上でリアルタイムのオーケストレーション、監視、自動化されたセキュリティ制御を実行した。従来、手動調整を要する独立した研究グレードのハードウェア構成として運用されてきた量子鍵配送を、標準的なエンタープライズインフラ上で扱う形が示された。

実証されたネットワークはBBM92プロトコルを実装し、機密性の高いパラメータを送信せずに、安全性を証明可能な鍵を生成する構成とされた。発表内容は、eQKDの鍵生成機能に加え、ルーティング環境における運用制御、監視、自動化されたセキュリティ制御を組み合わせた構成を対象としている。

eQKD運用実証を構成する機器と制御要素

項目 詳細
実施場所 イタリア・ヴィメルカーテのシスコ・フォトニクス・センター
連携主体 Aliro Technologies、zerothird、シスコ
管理ソフトウェア Aliro Orchestrator
鍵生成機器 zerothirdの自動鍵生成ハードウェア
実装プロトコル BBM92プロトコル
実証内容 リアルタイムのオーケストレーション、監視、自動化されたセキュリティ制御

Fuel Connect編集部の整理

本件は、量子鍵配送を独立した研究用機器として扱う事例ではなく、本番グレードのルーティングハードウェア上でオーケストレーション、監視、セキュリティ制御を行った運用実証として位置づけられる。発表で示された範囲は、Aliro Orchestrator、zerothirdの自動鍵生成ハードウェア、BBM92プロトコルを組み合わせたライブネットワークの構成と動作である。

企業ネットワークの設計・運用担当者、情報セキュリティ担当者、ルーティング機器や量子通信技術の導入検討に関わる担当者にとっては、eQKDをエンタープライズ基盤で管理する際の構成要素を把握するための情報となる。特に、鍵生成ハードウェアと管理ソフトウェアを連携させ、リアルタイムで監視と自動制御を行った実証範囲と各主体の役割を確認する用途に関係する。

References

  1. ^ Quantum Business Magazine. 「エンタープライズルーター上でエンタングルメントベースQKDのリアルタイム運用を実証」. https://quantumbusinessmagazine.com/2026/07/15/aliro%E3%80%81zerothird%E3%80%81%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%81%8C%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%82%A8/.

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