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ABBがGridcogへ投資しエネルギープロジェクト設計機能を強化

ABBがGridcogへ投資しエネルギープロジェクト設計機能を強化

ABBは2026年7月14日、再生可能エネルギー発電・蓄電、産業用マイクログリッド、分散型エネルギー資源、代替エネルギー調達、サービスとしてのエネルギーの導入支援を目的に、英国を拠点とするGridcogへ戦略的少数持分投資を行ったと発表した。投資の財務条件は公表されておらず、ABBはGridcogのデジタルプラットフォームを活用して、複雑なエネルギープロジェクトのモデリング機能を強化する方針である。[1]

Gridcogのソフトウェアプラットフォームは、地域、エネルギー市場、資産タイプが異なるプロジェクトについて、シナリオの作成、設計、シミュレーションを行い、財務実績と炭素排出量への影響を定量化する機能を備える。ABBは同プラットフォームと自社のエネルギーアドバイザリー、マイクログリッドエンジニアリングを組み合わせ、顧客による構想段階から実行段階への移行を支援するとしている。

今回の資金調達ラウンドはABBが主導し、AXPO、DNV、Verbund Venturesが参加したほか、AlbionとClean Energy Finance Corporationは主要株主としての地位を維持している。ABB Electrification Venturesは2021年以降、今回を含めて16社のスタートアップ企業に総額1億1,000万米ドル超を投資しており、ABB Ventures全体では2010年の設立以来、約5億米ドルを投資してきた。

Gridcogへの投資とエネルギー事業連携の概要

項目 詳細
投資主体と対象 ABBが英国を拠点とするGridcogへ戦略的少数持分投資を実施
対象となる事業領域 再生可能エネルギー発電・蓄電、産業用マイクログリッド、分散型エネルギー資源、代替エネルギー調達、サービスとしてのエネルギー
プラットフォームの機能 複数の地域、エネルギー市場、資産タイプを対象とするシナリオモデリング、設計、シミュレーション、財務実績と炭素排出量への影響の定量化
資金調達ラウンド ABBが主導し、AXPO、DNV、Verbund Venturesが参加
財務条件 投資額や持分比率などの条件は非公表

Fuel Connect編集部の整理

今回の発表は、再生可能エネルギー設備、蓄電設備、マイクログリッド、分散型エネルギー資源を組み合わせるプロジェクトについて、技術面、財務面、炭素排出量の観点から設計と評価を行うデジタル基盤への投資を示す内容である。ABBによる少数持分投資に加え、GridcogのソフトウェアとABBのアドバイザリーおよびエンジニアリングサービスを組み合わせる事業連携も発表内容に含まれている。

電力会社、独立系発電事業者、商業・産業分野のエネルギー管理担当者にとっては、複数の設備や市場条件を含むプロジェクトを比較し、コストと炭素排出量への影響を確認する仕組みに関する情報として整理できる。エネルギープロジェクトの開発、投資、運営、設計、調達戦略の策定に携わる読者は、対象となる資産や提供機能、ABBとGridcogの役割分担を把握する際の材料となる。

References

  1. ^ 朝日新聞デジタルマガジン&[and]. 「ABB、次世代エネルギープロジェクトの規模拡大に向けGridcogのデジタルプラットフォームに投資」. https://www.asahi.com/and/pressrelease/16727186.

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