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熊本地震で物流・生産の影響が全国企業の15.7%に波及

熊本地震で物流・生産の影響が全国企業の15.7%に波及

2026年8月14日に帝国データバンクが発表した全国938社対象の調査では、2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震について、自社の企業活動に影響がある、または影響が見込まれると回答した企業は15.7%となり、九州地方では53.9%に達した。道路や鉄道の寸断、生産設備の停止などを通じ、熊本県外の企業でも配達遅延、受注減、納期遅延などが報告されている。[1]

物流面では、九州自動車道の川田橋で大規模な桁ずれが発生し、鹿児島本線八代駅ではJR貨物の列車が脱線・横転したほか、ヤマト運輸と佐川急便が一部地域で集配を停止し、日本郵便も熊本県内全域の窓口・集配業務を一時休止した。熊本県内の運輸・倉庫企業では通行止めに伴う配達遅延が報告され、宮崎県の運送事業者では迂回運行やフェリー利用の増加により運転時間と輸送コストが増え、荷主への説明や料金交渉が必要になったとされる。

生産面では、熊本県内の自動車関係企業でライン停止や工場休止が発生したとの回答があり、日本製紙八代工場では重油ボイラーの煙突が折れて落下する被害が生じたほか、八代市で製造される建築資材の納期遅延や半導体工場の被害を受けた部品調達見直しの動きも報告された。企業規模別では影響がある、または見込まれるとの回答が中小企業15.1%、大企業19.8%となり、全体の84.6%は何らかの防災対策を新たに導入する、または見直したいと回答している。

企業活動への影響割合と防災対策の回答状況

項目 詳細
企業活動への影響 全国938社のうち15.7%が「影響がある(見込み含む)」と回答し、九州地方では53.9%、中小企業では15.1%、大企業では19.8%となった。
現時点で影響なし 全国では74.1%の企業が「現時点で影響はない」と回答した。
防災対策の導入・見直し 84.6%が何らかの防災対策を新たに導入する、または見直したいと回答した。
主な防災対策 社内連絡網の整備・確認45.0%、災害時の避難行動マニュアルの整備38.5%、社内対応体制の整備・ルール化37.8%、安否確認体制・システムの整備33.0%、データのバックアップやシステムの冗長化28.9%となった。

Fuel Connect編集部の整理

今回の内容は、令和8年熊本地震による影響を、被災地域の物理的な損傷だけでなく、道路・鉄道の停止、生産拠点の休止、配達遅延、部材供給の遅れなど、企業間の物流と取引を通じて発生した事象として整理したものである。全国938社を対象とした調査結果には地域別・企業規模別の回答割合も示されており、物流網や取引先を複数地域に持つ企業が把握できる情報を含んでいる。

運送事業者や荷主企業では、通行止めによる迂回運行、運転時間の増加、フェリー利用、料金交渉などの事例が示されているため、輸送経路や配車、車両運行、物流費を管理する担当者が関連情報として確認できる内容である。また、生産停止や資材の納期遅延、防災対策の見直しに関する回答も含まれているため、調達、在庫管理、事業継続、情報システムなどを担当する企業関係者にも関係する調査結果である。

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References

  1. ^ 【Merkmal Biz】. 「熊本地震で物流・生産の影響が全国企業の15.7%に波及」. https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/merkmalbiz/business/merkmalbiz-120380.

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