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ハイエースのアドブルーがいつから必要になったか確認する方法

ハイエースディーゼル車を購入したり維持したりする際、アドブルー(尿素水)の仕様が詳しく分からず困ってしまった経験はないでしょうか。対象となる年式や型式によるルールの違いを正確に把握しておけば、購入後のランニングコストや定期的な補充の手間を具体的に予想できます。

この記事では、ハイエースでアドブルーの補充が必要になった時期を特定する情報に加え、残量警告が出るタイミングや正しい補充手順、完全に空になったときのリスクまで詳しく解説します。中古のディーゼルモデルの購入を検討している方や対象の車に最近乗り換えたばかりの方は、ぜひ参考にしてください。


ハイエースでアドブルーがいつから必要になったか

ハイエースのディーゼルモデルにおいて、アドブルーの補充が必要になった時期の概要は以下の通りです。対象となる年式やエンジンの変更点を把握しておくと、車両選びの判断材料として役立ちます。

以下の表に、アドブルーが必要になったタイミングの主なポイントをまとめました。

項目 内容
導入時期 2017年11月発表・2017年12月販売開始の5型以降
対象モデル 1GD-FTV搭載かつ尿素SCR採用車(5型以降)
変更の理由 新型ディーゼルエンジンおよびSCRシステムの搭載

これらの条件に該当するディーゼル車を所有する場合は、定期的なタンクの残量確認や補充作業が前提となります。エンジン型式は車検証で確認でき、1GD-FTV搭載かつSCRシステムが装備されていないグレードはアドブルー不要です。

2017年12月販売開始の5型モデルから

ハイエースのディーゼル車は、2017年11月22日に発表された一部改良を経て、2017年12月1日から販売が開始されたモデルより基本仕様が大きく変更されました。この改良によって登場した、通称「5型」(販売店によっては「4型後期」や「4.5型」とも呼ばれる)と呼ばれるモデル以降からアドブルーの補充が必要です。

5型モデルにおける具体的な特徴は、以下の通りです。

  • 初度登録年月が2017年12月以降の車両が対象
  • 主に1GD-FTV型エンジンを搭載しかつ尿素SCRシステムを採用したグレード
  • それ以前の1〜4型前期はアドブルー補充の手間が不要

中古車を探す際は、車検証の初度登録年月を確認してアドブルーが必須な対象モデルかどうかを判断してください。なお発表が11月・販売開始が12月のため、「2017年11月製造」の車両であっても初度登録月で判断するのが確実です。

新型ディーゼルエンジンの搭載時から

アドブルーが必要になった直接的な理由は、厳しい排ガス規制に対応するための新型ディーゼルエンジンが採用されたことです。このエンジンでは国土交通省が定める排出ガス規制をクリアするため、尿素SCRシステム(選択触媒還元)で窒素酸化物を浄化する仕組みが採用されました。

SCRシステムとは、アドブルーを排気管内に噴射して窒素酸化物を無害な窒素と水に分解する排ガス浄化装置のことです。国土交通省は、自動車排出ガスの規制について、次のように説明しています。

自動車排出ガス規制についての概要、試験方法等を掲載しています。

出典:国土交通省 自動車排出ガス規制

この規制への適合を実現するために、ハイエースの5型以降ではSCRシステムが標準装備となり、アドブルーの定期的な補充が前提の仕様に変わりました。

新型エンジンに関する主なポイントは、以下の通りです。

  • 1GD-FTV型のディーゼルエンジンを搭載したグレードが対象
  • 排出ガスをクリーンにするSCRシステムを採用した仕様のみアドブルーが必要
  • 走行距離に応じてアドブルーを継続的に消費する仕組み

アドブルーの消費量は走行条件によって、大きく異なりますが、取扱説明書の目安として約1000km走行ごとに約1Lを消費します。長距離を走る前には定期的な残量チェックが欠かせません。

車検証などでエンジン型式を確認すれば、自身の車が該当モデルかどうかを確実に判定可能です。1GD-FTVの記載がある場合はアドブルーが必要な車両と判断してください。

ハイエースのアドブルーはいつ補充すべきか

ハイエースのディーゼル車を運用する際、尿素水の補充タイミングを把握しておくことは欠かせません。5型・6型では残量に応じて段階的に警告が表示される仕組みのため、最初の注意表示が出た段階での早めの対応が推奨されます。

それぞれのタイミングにおいて、どのような対処が求められるのかを以下で詳しく解説します。警告を見逃して補充が遅れると、最悪の場合はエンジンが再始動できなくなるリスクがあるため注意が必要です。

残り3000kmの注意メッセージが出たとき

ハイエースのディーゼルモデル(5型・6型)では、アドブルーの残量が減少するにつれて、走行可能距離を基準とした2段階の警告が表示される仕様です。残り約3000kmになると一時的な注意メッセージが表示されます(この段階が最適な補充タイミングです)。

さらに残り2000km以下になると警告灯が点灯し、毎回表示されるようです(タイミングは車両や仕様により、異なる場合があります)。

なお、7型以降(10.4Lタンク搭載モデル)ではメーターパネルで残量を常時確認できる仕様に変わっており、警告の出方が異なります。メーター内のディスプレイに表示される案内を確認し、カー用品店などで早めに補充の準備を進めてください。

補充に関する主なポイントは、以下の通りです。

  • 5型・6型は残り約3000kmで注意メッセージが一時表示される(第1段階・最適な補充タイミング)
  • 残り約2000km以下で警告灯が点灯・毎回表示に変わる(第2段階)
  • 消費量の目安は約1000km走行で約1L(取扱説明書記載の目安・走行条件により変動)
  • 5Lなどの適量サイズを購入して補充するのが一般的

第1段階の注意メッセージが出た時点で補充を行うことによって、急な不足によるトラブルを確実に防げます。常に残量を意識し、早めの対応を心がけるのが基本です。

アドブルーが完全に空になる前

警告を無視して走行を続け、アドブルーが完全に空になってしまう事態は絶対に避けるべきです。尿素水が不足した状態では、排出ガスの浄化システムが正常に機能しなくなります。

完全にタンクが空になってエンジンを切ると、その後はシステムの保護機能が働き、段階的なカウントダウンを経て再始動できなくなる制御が入る仕組みです。残量低下による具体的な影響は、以下の通りです。

残量状態 発生する主な事象
残り約3000km(5型・6型) 注意メッセージが一時表示される(第1段階)
残り2000km以下(5型・6型) 警告灯が点灯・毎回メッセージ表示に変わる(第2段階)
完全に空(残量ゼロ) エンジン停止後の再始動が不可となる

万が一エンジンがかからなくなった場合は、適切な量を補充することによって、再び始動できます。長距離ドライブの前などは、残量に十分な余裕があるか確認しておくのが安心です。

ハイエースのアドブルーがいつから必要かに関するよくある質問

アドブルーのタンク容量はどのくらいですか?

ハイエースのディーゼル車に搭載されているアドブルータンクの容量は、年式や型式によって異なるため、所有する車両の仕様を確認しておくのが確実です。

具体的には、5型と6型が約7.4L(仕様により、異なる場合があります)であるのに対し、7型以降(8型を含む最新モデルも同様)は約10.4Lへと拡大されています(仕様により、異なる場合があります)。なお、正確な容量はトヨタ正規販売店またはトヨタ ハイエースバン公式サイトの主要諸元表でご確認ください。

アドブルーが完全に空になるとどうなりますか?

走行中にアドブルーのタンクが完全に空になっても、走行状態のままであればすぐにエンジンが停止することはありません。

ただし、一度エンジンを切ると段階的なカウントダウンを経て再始動できなくなるため、残り3000kmの注意メッセージが出た段階(第1段階)での早めの補充が不可欠です。

アドブルーは自分で補充できますか?

カー用品店やホームセンターなどで販売されている専用の尿素水(ISO 22241規格準拠品)を購入すれば、オーナー自身で補充作業を行えます。

適切なタイミングで適量をタンクに入れるだけなので、整備工場に依頼しなくても対処できます。ただし、ボディや部品に液体がかかると塗装を傷める恐れがあるため、こぼした場合は速やかに多量の水で洗い流してください。

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