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アドブルーの補給ランプや警告灯が点灯した時の対処法
ディーゼル車を運転中にアドブルーの残量低下を知らせるランプが点灯し、エンジンが止まってしまうのではないかと焦ってしまった経験はないでしょうか。アドブルー(高品位尿素水)とは、ディーゼル車の排気ガス浄化に使われる液体です。
ランプの意味を正しく理解して適切な対処を行えば、走行中の予期せぬトラブルを防いで安全に走り続けられます。
この記事では、アドブルーのランプが点灯した時の対処法を具体的な手順に加え、自分で補充する際のポイントや業者へ修理を依頼するべきケースまで詳しく解説します。急な警告表示に驚いてどうすればよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
アドブルーのランプが点灯した時の対処法
車のメーターパネルにアドブルーのランプが点灯した場合、状況に合わせて適切な行動をとる必要があります。以下の表は、ランプの表示状態と対応する対処法をまとめたものです。
| ランプの表示状態 | 主な原因 | 推奨される対処法 |
|---|---|---|
| 残量低下の警告・点灯 | アドブルーの不足 | 自分で補充する |
| システム異常の警告・点滅(車種によっては点灯) | センサー故障や詰まり | 業者に修理を依頼する |
なお、ランプの表示仕様は車種・メーカーによって異なるため、表示の詳細については、取扱説明書でご確認ください。
アドブルー補給ランプの表示に合わせて自分で補充する
アドブルーの残量が少なくなると、まずは補給を促すランプが点灯します。この段階ではまだ走行可能ですが、メーカー仕様によっては残量がゼロになった後にエンジンを切ると再始動できなくなる車種も多くあります。
車種によって、警告が出るタイミングや必要な補充量が異なるため、補充の前に取扱説明書の確認が不可欠です。
自動車メーカーも、残量が減った際の対応について、次のように説明しています。
マルチディスプレイに「AdBlue補給」警告灯(橙色)が表示されたら、早めに補給することをおすすめします。
出典:日産自動車公式FAQ アトラス尿素水(AdBlue®相当)について
完全に空になってしまう前に、アドブルーを購入してタンクへ補充する手順を踏みます。自分で補充する際の主な流れは、以下の通りです。
- 販売店舗で必要な量のアドブルーを購入する
- 車両のエンジンを切り補充口のキャップを開ける
- 製品に付属のノズルやじょうごを使ってタンク内にゆっくりと注ぎ込む(付属品がない場合はホームセンター等で細口じょうごを入手)
補充時は、燃料タンクと間違えないよう注意が必要です。誤ってアドブルーをディーゼル燃料タンクに入れると、水分混入により燃料系統(噴射ポンプやインジェクター等)に損傷リスクがあり、高額な修理が必要になることがあります。
周囲にこぼしてしまった場合は、まず布等で拭き取り、その後水で洗い流す必要があります。アドブルーは金属部を腐食させる性質があるため、こぼした際は速やかな拭き取りを心がけてください。
なお、車種によっては、一定量以上補充しないと警告が解除されないケースもあるため、補充量についても、取扱説明書を確認してください。
アドブルー警告ランプの点灯時は業者に修理を依頼する
残量不足ではなくシステム自体の異常を検知した場合は、より深刻な警告を知らせるランプが点滅する(または車種によっては点灯する)仕様です。このような状態では、単なる補充では問題を解決できません。
異常を示すランプが点滅・点灯した際の具体的な対処の流れは、以下の通りです。
- 安全な場所に車を停めて取扱説明書で表示の意味を確認する
- ディーラーや整備工場に連絡して症状を正確に伝える
- 指示に従ってロードサービスの手配や車両の持ち込みを行う
無理に走行を続けると、排気ガス浄化機能の低下やSCRシステム(排気ガスを化学的に浄化するシステム)・触媒の損傷につながる恐れがあります。OBD(車載診断システム)による故障コード診断が必要なケースもあるため、異常を感じたら速やかに専門の業者へ診断を依頼して、適切な修理を受けてください。
アドブルーのランプが点灯した際は、慌てずに表示内容を確認して適切な対処を選択するのが賢明な判断です。
アドブルーのランプが点灯する原因
アドブルーのランプが点灯する場合、主に2つの理由が考えられます。以下にそれぞれの原因を解説します。
- アドブルーの残量が不足している
- 車両のシステム自体が故障している
それぞれの詳しい状況について、以下にまとめました。
アドブルーの残量が不足している
アドブルーのランプが点灯する最も一般的な理由は、タンク内の尿素水が減っていることです。残量が一定水準を下回ると、メーターパネルに警告が表示される仕組みです。
警告が始まるタイミングは、車種によって、大きく異なります。補充のタイミングを逃さないよう、あらかじめ取扱説明書での確認が不可欠です。
例えば日産キャラバンの公式FAQでは、残量が低下した際の表示について、次のように説明されています。
アドバンスドドライブアシストディスプレイに「AdBlue残量低下 補給してください」と表示されたら、早めに補給することをおすすめします。
出典:日産自動車公式FAQ キャラバン尿素水(AdBlue®相当)について
なお、引用中の「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」は日産キャラバン固有のディスプレイ名称です。車種によって、表示名称は異なりますが、残量低下の警告が表示されるという動作は共通しています。
残量が完全になくなった後にエンジンを切ると再始動できなくなる仕様の車種が多いため、早めの対処が必要です。
残量不足によってランプが点灯した際の主な特徴は、以下の通りです。
- 残量低下を示すメッセージが併記される
- 初回警告点灯後から残量ゼロまでの猶予距離は車種差が大きく、数百kmの場合から数千kmの場合まで幅がある
- アドブルーを補充するとランプが消える
残量がゼロになった後にエンジンを切ると、再始動できなくなる仕様の車種が多くあります。表示が出た段階で速やかに補充を行うのが、トラブル回避の確実な方法です。
車両のシステム自体が故障している
アドブルーを十分に補充したにもかかわらずランプが消えない場合は、システム側のトラブルの可能性があります。センサーの異常や配管の詰まりなど、物理的な不具合が発生している状態です。
システム故障に関連する主な症状と原因を以下に整理しました。
| 症状の例 | 想定される原因 |
|---|---|
| 補充しても警告が消えない | センサーの感知不良 |
| エラーコードが併表示される | SCRシステムの異常(SCRとは選択触媒還元システムで、尿素水を使って排気ガスを浄化する装置) |
| 白煙や異臭が発生する | 白煙の原因は複数あります。アドブルー系では噴射系統の異常(ポンプ・インジェクター故障等)が主な例として挙げられますが、DPF再生や燃焼不良など他の原因も考えられるため、専門家による診断が必要です |
これらの症状が見られる場合、ドライバー自身での解決は困難と言えます。専用のスキャンツールを用いた診断が必要となるため、整備工場やディーラーへの点検依頼が求められます。
放置すると国土交通省が定める排気ガス規制に関わる浄化機能が低下し、排気システムへの損傷につながる恐れもあるため注意が必要です。異常を感じた際は、早急な点検と修理を進めるのが確実な対処法です。
アドブルーのランプに関するよくある質問
ダイナのアドブルー警告灯が点灯した際の対処法を教えてください
ダイナを運転中にアドブルーの警告灯が点灯した際は、速やかにアドブルーを補充する対応が推奨されます。タンクが完全に空になった後にエンジンを切ると再始動ができなくなる仕様のため、早急な対処が不可欠です。
自分で補充する場合は、必ずトヨタ公式の取扱説明書サイト(manual.toyota.jp)またはお手元の取扱説明書でタンクの位置や補充量の目安・適切な手順を確認してください。もし作業に不安を感じるようであれば、無理をせずにトヨタのディーラーや整備工場へ依頼するのが確実な解決策です。
アドブルーのランプが点灯してから何キロ走れますか?
点灯してから走れる距離は、車種によって、大きく異なります。概ね数百kmから2,400km程度の猶予があるケースが多いですが、正確な目安は取扱説明書で確認してください。
点灯後すぐにエンジンが停止するわけではありませんが、残量がゼロになった後にエンジンを切ると再始動できなくなる車種が多いため、早めに補充の手配を進めるのが安全な対処です。
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