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現代自動車が日本で新型水素車NEXOを発売し起亜も商用PBVで13年ぶりに再参入
現代自動車による第2世代NEXO投入と起亜のPBV活用を通じた日本市場再進出の加速
現代自動車グループは2026年4月、日本市場における水素自動車および電気商用車事業の強化方針を明確にし、現代自動車が第2世代NEXOを発売するとともに起亜が目的基盤モビリティであるPBVを投入して再参入することを公表した。同グループは2022年の日本再進出以降、環境対応車を中心とした戦略を継続しており、今回の新型NEXO投入や13年ぶりとなる起亜の現地復帰によって、停滞していた市場での存在感確立を改めて目指す方針である。[1]
現代自動車が今月8日に日本で発売した第2世代NEXOは、先代モデルの不振を受けつつも商品性を向上させたフルモデルチェンジ車であり、災害時の家庭給電を可能にするV2H機能を日本専用に搭載するなど現地特化型の仕様が採用されている。価格面においても、日本国内で競合するトヨタのMIRAIと同等の750万円から835万円の範囲に設定されており、最新の技術競争力を維持しながら市場での本格的な普及を図るための戦略的な位置付けがなされている。
一方で起亜は、2013年の撤退から11年ぶりに日本の総合商社である双日と現地販売契約を締結し、2026年上半期に電動バンのPV5を投入することで環境対応型の商用車需要の取り込みを本格化させる。起亜は参入初年度に8カ所のディーラーと100カ所のサービスセンターを整備する計画を立てており、成長が見込まれる日本の小型商用車市場において段階的に販売体制を拡大し、現地での事業基盤を再構築する構えを見せている。
現代自動車と起亜が日本市場へ投入する主要車種のスペックおよび販売戦略の比較
| 項目 | 現代自動車:第2世代NEXO | 起亜:PBV(PV5) |
|---|---|---|
| 車両カテゴリー | 水素燃料電池車(FCEV) | 目的基盤モビリティ(電動商用バン等) |
| 日本市場の状況 | 2022年の再進出以来継続して販売中 | 2026年上半期に13年ぶりの現地投入予定 |
| 主な特徴・機能 | 災害時用のV2H(Vehicle-to-Home)機能を搭載 | 用途に応じて車両構造を設計する専用プラットフォーム |
| 販売価格・目標 | 750万円〜835万円(トヨタMIRAIと同等水準) | 2026年の販売目標を1000台、2027年に2000台と設定 |
Fuel Connect編集部の整理
現代自動車による水素自動車NEXOの継続投入と、起亜による商用車に特化したPBVでの再参入は、日本のエネルギー政策や商用車市場の電動化シフトを背景とした多角的な市場攻略の動きとして整理できる。特に商用車領域における環境対応車への需要増加を見据えた起亜の戦略は、既存の乗用車販売とは異なる法人顧客向けのサービス網構築を伴うものであり、物流や配送業界における車両管理実務に直接的な影響を与える可能性がある。
インフラ整備が進行中の水素ステーション活用を前提とする水素自動車と、2030年までの EV転換目標に準じた商用バンの投入は、日本の燃料調達環境や物流拠点の電動化を検討している事業者にとって重要な比較対象となる。今回の動向は、単なる車種の追加に留まらず、海外メーカーが日本の特殊な災害対策ニーズや商用車シェアの構造を分析した上で事業を再編している実態を示すものであり、今後の車両導入計画において参照すべき動向である。
References
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