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原油高が続く局面で、相場連動性の低い銘柄に偏重すべきでない理由 野村證券ストラテジストが解説 - nomura.co.jp
原油高局面における投資判断、低ベータ銘柄への過度な偏重を避けるべき理由
野村證券のストラテジストは、原油価格の上昇が続く現状において、ポートフォリオを相場連動性の低い「低ベータ株」のみに大きく傾斜させることは得策ではないとの見解を示しました。[1]
現在の市場環境は、物価上昇と景気減速が同時に進む「スタグフレーション」への懸念はあるものの、深刻なリセッション(景気後退)を懸念する段階にはないとしています。今回の原油高は最終需要の強さが背景にあり、景気認識は良好であると考えられます。
野村證券の試算によれば、ドバイ原油価格が1バレル60米ドル程度から100米ドル程度まで上昇した場合、日本の実質GDPを年間で0.3%程度押し下げる要因となりますが、現時点では業績悪化を織り込む一方で、過度なリスクオフがメインシナリオになる局面ではないとみています。
原油動向に左右されにくい高リビジョン銘柄
野村證券は、リビジョンが上位20%に位置し、かつ原油価格の変動に対する株価の感応度が中程度の銘柄として、以下のリストを例示しています。
| コード | 銘柄名 | コード | 銘柄名 |
|---|---|---|---|
| 1332 | ニッスイ | 5802 | 住友電気工業 |
| 1812 | 鹿島建設 | 5831 | しずおかフィナンシャルG |
| 2282 | 日本ハム | 6005 | 三浦工業 |
| 2579 | コカ・コーラボトラーズJHD | 6448 | ブラザー工業 |
| 4151 | 協和キリン | 6481 | THK |
| 4182 | 三菱瓦斯化学 | 6952 | カシオ計算機 |
| 4186 | 東京応化工業 | 7276 | 小糸製作所 |
| 4205 | 日本ゼオン | 7747 | 朝日インテック |
| 4206 | アイカ工業 | 8031 | 三井物産 |
| 4503 | アステラス製薬 | 8593 | 三菱HCキャピタル |
| 4506 | 住友ファーマ | 8601 | 大和証券グループ本社 |
| 4523 | エーザイ | 8697 | 日本取引所グループ |
| 5201 | AGC | 8766 | 東京海上ホールディングス |
| 5706 | 三井金属 | 8795 | T&Dホールディングス |
| 5711 | 三菱マテリアル | 9042 | 阪急阪神ホールディングス |
| 5714 | DOWAホールディングス | 9434 | ソフトバンク |
Fuel Connect編集部の整理
原油価格が高騰する局面では、単にディフェンシブな低ベータ株に頼るのではなく、企業の稼ぐ力を示すリビジョン・インデックス(RI)に注目することが重要です。特に需要の強さが価格上昇を支えている局面では、業績修正の方向性が良い銘柄を組み合わせることで、ポートフォリオの耐性を高めることが期待されます。
投資家は、エネルギー価格の上昇をマクロ経済の減速要因としてのみ捉えるのではなく、個別企業の業績の勢い(モメンタム)を慎重に見極める必要があります。
References
- 野村證券「原油高が続く局面で、相場連動性の低い銘柄に偏重すべきでない理由」 https://www.nomura.co.jp/wealthstyle/article/0677/
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