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米国とイランの和平協議失敗でWTI原油価格が105ドル台へ急騰し海上封鎖による供給懸念が拡大

米国とイランの和平協議失敗に伴うWTI原油先物価格の105ドル台への急騰

2026年4月13日午前の原油先物市場において、指標となるWTIの5月渡し価格が1バレル=105ドル台まで急騰し、前週末のニューヨーク市場終値と比較して10%を超える大幅な上昇を記録した。この価格変動は週末にパキスタンで実施された米国とイランによる和平協議が合意に至らず、ドナルド・トランプ大統領がホルムズ海峡におけるイラン船舶の航行阻止を表明したことが背景にある。[1]

米国の中央軍は日本時間の13日午後11時からイランの港を出入りする船舶を対象とした海上封鎖を実施すると発表しており、中東からの原油供給が長期的に途絶することへの懸念が投資家の間で強まっている。一方で4月7日に合意された両国間の停戦期間は依然として1週間程度残されており、現時点での価格水準は停戦合意前の1バレル=117ドル台を下回る水準で推移している。

トランプ大統領はメディアのインタビューに対しイランがいずれ交渉の場に戻るとの期待を示しているが、イラン側はSNSを通じて米国による封鎖がガソリン価格の上昇を招くと主張し強硬な姿勢を維持している。市場では受け渡し期日が先の10月渡し価格も1バレル=80ドルを超えるなど先高観が再燃しており、外交状況次第ではさらなる価格高騰の可能性が残されている状況だ。

WTI原油先物価格の推移と和平協議後の市場データ

項目 詳細
WTI5月渡し最高値(13日午前) 1バレル=105.63ドル(前週末比10.60%上昇)
WTI5月渡し取引価格(13日10時39分時点) 1バレル=104.10ドル
WTI10月渡し価格 1バレル=80ドル超(2026年3月31日以来の高値水準)
直近の安値(4月8日時点) 1バレル=91.05ドル(停戦合意伝達時)

Fuel Connect編集部の整理

本記事は中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー市場の急激な変化を整理したものであり、物流コストや燃料調達価格に直結する原油価格の動向を客観的に示している。物流事業者や製造業など燃料を直接消費する実務者にとって、ホルムズ海峡の封鎖という供給網の遮断リスクが具体化したことは、今後のコスト管理や在庫計画を策定する上で重要な判断材料となる。

米国による海上封鎖の開始時刻やイラン側の対抗姿勢を把握することは、エネルギー価格の二次的な上昇が国内のガソリンや軽油価格へ波及するタイミングを予測する際の一助となる。世界的なエネルギー供給ルートの安全性に関する不透明感が強まる中で、企業は特定の供給源に依存しない調達体制の構築や、価格変動リスクをヘッジするための情報収集を継続する必要がある。

References

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