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中国の2026年3月貿易統計で輸出が2.5%増に減速し輸入は27.8%増へ加速
中国の2026年3月貿易統計における輸出の減速と輸入の加速
ニッセイ基礎研究所は2026年4月14日に中国海関総署が発表した同年3月の貿易統計速報値を公表し、ドル建ての財輸出が前年同月比で2.5%増となり、直近の1月から2月までの伸長率と比較して減速したことを明らかにしている。一方で財輸入は同27.8%増と大幅な伸びを見せており、貿易収支は前年同月の1,026億ドルから511億ドルへと縮小したことが示されている。[1]
輸出の動向を国・地域別で見ると米国向けが前年同月比で引き続きマイナス圏を推移しており、ASEANやEU、日本向けの輸出も前期の伸び率から鈍化していることが今回の統計から確認できる。品目別では家電や自動車部品の輸出が減速したほか、携帯電話も前年割れを継続しており、コンピュータ関連や集積回路などの一部品目が加速したものの全体を押し上げるには至っていない。
輸入に関しては大豆が前年同月比でプラスに転じたほか、集積回路の輸入が加速しており、日本やASEANからの輸入についても前年同月比で拡大している状況が報告されている。原油の輸入については依然としてマイナス幅が残るもののその幅は縮小しており、直近の原油価格上昇に伴う影響については翌月以降の統計に反映される見通しである。
2026年3月における中国の主要貿易指標と対前年比変動率
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ドル建て財輸出額 | 前年同月比+2.5%(2026年1~2月は同+21.8%) |
| ドル建て財輸入額 | 前年同月比+27.8%(2026年1~2月は同+19.8%) |
| ドル建て貿易収支 | 511億ドルの黒字(前年同月は1,026億ドルの黒字) |
| 主要輸入品目(原油) | 輸入額のマイナス幅が縮小し価格上昇の影響は翌月以降の反映と予想 |
Fuel Connect編集部の整理
本統計は中国における直近の輸出入の動向を客観的な数値で示すものであり、特に主要な輸出先である日米欧およびASEANとの取引状況の変化を把握する上で重要な指標となっている。中国経済の内需および外需の現状を整理したデータであるため、アジア圏を軸としたサプライチェーンの動向や製造業の荷動きを確認したい実務担当者にとって有用な情報である。
輸入項目における原油価格の影響が翌月以降に顕在化するという予測は、今後の燃料調達コストやエネルギー市場の動向を注視するエネルギー関連事業者にとって留意すべき事実関係である。世界的な物流動向や品目別の需要の変化を整理した内容は、将来的な原材料の需給バランスや価格変動の予兆を捉える必要がある物流・車両管理部門の計画立案に寄与する。
References
- [1] ニッセイ基礎研究所「中国貿易統計(26年3月)」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=85215?mobileapp=1&site=nli
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