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中国とラオスを結ぶ500キロボルト送電線が稼働しクリーン電力の越境取引を開始

中国とラオスの500キロボルト送電プロジェクトが2026年4月20日に正式稼働

中国の送電大手である南方電力網は、中国とラオスの運命共同体行動計画における重大プロジェクトとして位置付けられた500キロボルト送電プロジェクトが、2026年4月20日に正式に稼働を開始したと発表した。このプロジェクトは中国南西部の雲南省とラオスのウドムサイ県およびルアンナムター県を結ぶもので、送電線の全長は177.5キロにおよび、そのうち中国区間が145キロ、ラオス区間が32.5キロで構成されている。[1]

プロジェクトの稼働開始によって両国間の電力相互供給能力は従来の30倍に相当する150万キロワットまで引き上げられ、年間で約30億キロワット時のクリーン電力を送電することが可能になる見通しだ。これにより中国とラオスの両国におけるクリーンエネルギーの適正化配分が促進されるとともに、広域的な電力ネットワークの構築に向けた基盤が強化されることが示されている。

越境電力取引もプロジェクトの稼働にあわせて開始されており、ラオスの新エネルギーが初めて中国の電力市場取引に参入し、初日にはラオス北部の拠点から481万キロワット時の電力が雲南省へ送電された。今回取引された電力はラオス初となる大型山岳太陽光発電プロジェクトによるもので、2026年における年間の越境送電量は約11億キロワット時に達する見込みとなっている。

中国・ラオス間の送電プロジェクトにおける設備概要と電力供給能力

項目 詳細内容
送電線全長 177.5キロ(中国区間145キロ、ラオス区間32.5キロ)
電力相互供給能力 150万キロワット(従来の30倍)
年間クリーン電力送電量 約30億キロワット時(見込み)
取引対象の新エネルギー ラオス初の大型山岳太陽光発電プロジェクトによる電力
2026年越境送電計画 約11億キロワット時

Fuel Connect編集部の整理

本プロジェクトの稼働は、東南アジア地域における広域的なエネルギーネットワークの構築と、国境を越えたクリーンエネルギーの流通を具体化する重要な実務的事例として位置づけられる。エネルギー調達やインフラ開発に携わる実務者にとっては、隣国間での電力相互補完体制が強化されることによる、地域的な供給安定性の向上とその運用実績を把握しておくことが有用である。

ラオス国内の太陽光発電による電力が中国の電力市場へ参入した事事実、再生可能エネルギーの越境取引が市場ベースで本格化したことを示しており、今後のエネルギー市場の動向を左右する要素となる。国際的な電力供給網の整備状況やクリーンエネルギーの取引ルールを注視する企業にとって、本件は送電インフラの拡充がもたらす市場アクセスの変化を確認するための基礎的な事実情報となる。

References

  1. ^ ニコニコニュース. 「中国とラオスを結ぶ500キロボルト送電線が稼働しクリーン電力の越境取引を開始」. https://news.nicovideo.jp/watch/nw19194312.

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