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ハイエースのアドブルー補充口の場所と入れ方を解説

ハイエースディーゼル車に乗っていると、アドブルー警告灯が点灯して「どうやって補充すればいいのか」と戸惑う場面があります。アドブルーとは、ディーゼルエンジンの排気ガス浄化に使われる尿素水のことで、定期的な補充が欠かせません。

ディーラーに依頼すれば補充してもらえますが、実はアドブルーの補充は自分でも簡単にできる作業です。補充口の場所と手順さえ把握しておけば、5分程度で完了します。

この記事では、ハイエースのアドブルー補充口の場所や入れる手順、適切な量の目安、注意点について詳しく解説していきます。


ハイエースのアドブルー補充口の場所

ハイエースのアドブルー補充口は、車体の外側ではなくボンネットの中に設置されています。アドブルーとは、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するための尿素水のことで、200系ハイエースの4型後期(2017年11月マイナーチェンジ)以降のクリーンディーゼル車に搭載されています。

補充口の場所を正しく把握しておくことによって、初めてのDIY補充でも迷わず作業を進められます。ここでは、補充口の見つけ方を以下の2つの観点から解説します。

  1. ボンネット内の青いキャップが目印
  2. ウォッシャータンクやクーラントタンクとの見分け方

それでは各項目について、詳しく解説していきます。

ボンネット内の青いキャップが目印

ハイエースのアドブルー補充口は、ボンネットを開けたエンジンルーム内の右側(助手席側)に位置しています。目印は青色のキャップで、キャップの上面には「AdBlue」の文字が刻印されています。

補充口にたどり着くまでの手順は、以下の通りです。

  1. 運転席の右下にあるボンネットレバーを引く
  2. ボンネット前端のロックを外して持ち上げる
  3. エンジンルーム右側の青いキャップを確認する

ボンネットレバーは、給油口レバーの左側に並んで配置されています。レバーを引くとボンネットが少し浮き上がるので、車体前面の隙間に手を入れてセカンダリロックを解除してから持ち上げてください。

ウォッシャータンクやクーラントタンクとの見分け方

エンジンルーム内にはアドブルーの補充口以外にも、ウォッシャー液タンクやクーラント(冷却水)タンクのキャップが存在します。誤って別のタンクにアドブルーを注入すると故障の原因になるため、キャップの色と表記を必ず確認してください。

以下は、各タンクのキャップの見分け方をまとめた表です。

タンク キャップの色 表記
アドブルー 青色 AdBlue
ウォッシャー液 青色または黒色 ワイパーのマーク
クーラント 黒色 COOLANT

アドブルーの補充口はウォッシャータンクとクーラントタンクの間に位置しているため、3つのキャップが並んでいる中から青色で「AdBlue」と刻印されたキャップを選んでください。ウォッシャー液のキャップも青色の場合がありますが、ワイパーのマークが目印になります。

ハイエースにアドブルーを入れる手順

ハイエースにアドブルーを入れる作業は、手順さえ把握していれば5分程度で完了します。ここでは、補充に必要な準備物と具体的な作業手順を以下の2つに分けて解説します。

  1. 補充前に準備するもの
  2. 補充の手順

それでは各項目について、詳しく解説していきます。

補充前に準備するもの

アドブルーの補充を始める前に、以下のものを用意しておくと作業がスムーズに進みます。事前準備を怠ると、こぼしたり溢れさせたりするリスクが高まります。

補充に必要なものは、以下の通りです。

準備物 用途
アドブルー(5L) 補充用の尿素水
ウエスまたはタオル こぼした液の拭き取り
ゴム手袋 手肌への付着防止
ペットボトル用漏斗 注入口が狭い場合の補助

アドブルーは5L入りのボックスタイプが一般的で、ノズル付きの製品を選ぶと漏斗なしでも補充できます。ノズルが付属していない製品の場合は、ホームセンターなどで販売している小型の漏斗を用意してください。

補充の手順

準備が整ったら、以下の手順でアドブルーを補充します。作業は平坦で安全な場所に車両を停めた状態で行ってください。

補充の手順は、以下の通りです。

  1. エンジンを停止し、キーをOFFにする
  2. ボンネットを開ける
  3. 青い「AdBlue」キャップを反時計回りに回して外す
  4. ノズルまたは漏斗を補充口にセットする
  5. アドブルーをゆっくり注入する
  6. キャップを「カチッ」と音がするまで締める
  7. ボンネットを閉じる

注入する際は、一気に流し込まず少しずつ注ぐのがポイントです。タンクが満タンに近づくと液面が見えにくくなるため、溢れないように注意しながら補充してください。補充後にエンジンをかけると、マルチインフォメーションディスプレイの警告表示が数分以内に消えます。

ハイエースにアドブルーを入れる量の目安

ハイエースにアドブルーをどれくらい入れるかは、車両の型式やタンク残量によって変わります。ここでは、タンク容量と適切な補充量について以下の2つの観点から解説します。

  1. タンク容量と型式ごとの違い
  2. 警告灯が点いたときの補充量

それでは各項目について、詳しく解説していきます。

タンク容量と型式ごとの違い

ハイエースのアドブルータンク容量は、年式によって異なります。2022年4月の一部改良(7型)でタンク容量が拡大されたため、自分の車両がどちらに該当するかを確認しておくことが大切です。

以下は、型式ごとのタンク容量をまとめた表です。

型式 タンク容量
4型後期〜6型 7.4L
7型以降 10.4L

アドブルーの消費量は走行距離1,000kmあたり約1Lが目安です。7.4Lタンクの場合は満タンから約7,400km、10.4Lタンクの場合は約10,400km走行できる計算になります。ただし、走行条件(高速道路中心か市街地中心か)によって消費量は前後します。

警告灯が点いたときの補充量

ハイエースでは、アドブルーの残量が少なくなると、マルチインフォメーションディスプレイに走行可能距離のカウントダウンが表示されます。残り走行可能距離が2,000km以下になった時点で警告灯が点灯し、そのときのタンク残量は約2Lです。

警告灯の点灯タイミングと補充量の目安は、以下の通りです。

タンク容量 警告時残量 補充量の目安
7.4L 約2L 5Lでほぼ満タン
10.4L 約2L 5〜8Lで満タン付近

7.4Lタンクの場合、警告灯が点灯した時点で5Lのアドブルーを補充すれば、タンク残量は約7Lとなりほぼ満タンの状態に戻ります。アドブルーは一般的に5L単位で販売されているため、警告灯が点いてから5Lを1本補充するサイクルが効率的です。

ハイエースにアドブルーを入れる際の注意点

ハイエースにアドブルーを補充する作業自体は簡単ですが、取り扱いを誤ると車体の塗装を傷めたり、品質劣化した液を使用してしまったりするリスクがあります。ここでは、補充時に押さえておくべき注意点を以下の2つに分けて解説します。

  1. こぼした場合の対処
  2. 保管と使い切りのポイント

それでは各項目について、詳しく解説していきます。

こぼした場合の対処

アドブルーをボディやエンジンルーム内にこぼしてしまった場合は、すぐに大量の水で洗い流してください。アドブルーは水分が蒸発すると白い結晶(尿素の固形物)となって残り、塗装面を傷める原因になります。

こぼした場合の対処手順は、以下の通りです。

  1. こぼした箇所を水で十分に洗い流す
  2. ウエスやタオルで水分を拭き取る
  3. 結晶化が見られる場合はぬるま湯で溶かす

アドブルーの主成分である尿素は水に溶けやすいため、こぼした直後であれば水洗いだけで除去できます。時間が経って結晶化してしまった場合は、ぬるま湯を含ませたタオルで結晶を溶かしてから拭き取ってください。補充時にウエスを補充口の周囲に敷いておくと、こぼれた液を受け止められるため予防策として有効です。

保管と使い切りのポイント

アドブルーは開封後に長期間保存すると、品質が劣化する可能性があります。尿素水は高温環境や直射日光にさらされると分解が進むため、開封後は早めに使い切ることが推奨されています。

保管時のポイントは、以下の通りです。

  • 直射日光の当たらない冷暗所で保管する
  • 開封後はできるだけ早く使い切る
  • 凍結しても品質に問題はない

アドブルーは-11℃前後で凍結しますが、解凍すれば品質に問題なく使用できます。ただし、凍結と解凍を繰り返すと容器が変形する場合があるため、冬場は屋内での保管が望ましいです。7.4Lタンクのハイエースであれば、警告灯が点いてから5Lを1本購入して使い切るサイクルが最も無駄のない方法です。

ハイエースのアドブルーの入れ方に関するよくある質問

ハイエースのアドブルーはエンジンをかけたまま入れても大丈夫ですか?

アドブルーの補充は、エンジンを停止した状態で行ってください。エンジンが動いている間は尿素SCRシステムがアドブルーを消費し続けるため、正確な補充量が把握しにくくなります。安全面からも、エンジンを切り、キーをOFFにしてから作業を始めることが推奨されます。

ハイエースのアドブルーはどこで買えますか?

アドブルーは、トヨタディーラーやガソリンスタンド、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店、Amazonや楽天市場などの通販サイトで購入できます。通販では5Lで1,300〜1,700円前後、10Lで2,000〜2,500円前後が目安です。ディーラーに補充を依頼する場合は液代に加えて工賃がかかるため、費用を抑えたい場合は通販で購入してDIY補充する方法が経済的です。

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