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マツダのロータリーエンジン関連特許が2026年に相次いで公開、EGRと触媒温度制御で排ガス性能改善を図る
マツダがロータリーエンジンの排ガス性能と出力向上に関する複数の特許出願を公開
2026年10月18日に報じられた内容によると、マツダが開発を進めるロータリーエンジンについて、排ガス再循環システム、燃料噴射制御、ターボ過給時の排気経路制御などに関する複数の特許出願が2026年に国内外で公開された。各技術は、排ガスの温度や流路を制御することで、ロータリーエンジンの出力性能と排ガス性能の両立を図る内容となっている。[1]
2026年8月13日に米国で公開されたロータリーエンジン用EGRシステムの特許出願では、排気ポートの使い分けによって比較的低温の排ガスを選択し、エンジン内部の冷却水を利用して再循環ガスを冷却する構造が示された。エンジンのサイドハウジング内部にEGR用通路を設けることで、外部のEGRクーラーを大型化せずに排ガス温度を下げ、高回転・高負荷運転時の出力と排ガス性能の両立を図る仕組みである。
2026年3月16日に公開された特許出願では、2ローターの燃焼状態を個別に制御し、空燃比の異なる排ガスをターボチャージャー内で混合して触媒コンバーターの昇温を促す方法が示され、同年5月18日には触媒の過熱防止と暖機制御に関する2件の特許出願も公開された。マツダは2025年のジャパンモビリティショーで、2ローターのロータリーターボエンジンとモーターを組み合わせたシステム最高出力510psのPHEVコンセプトカーを発表しているが、公開された特許技術の採用は決定していない。
2026年のロータリー関連特許とコンセプトカーの技術概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 2026年3月16日公開の特許出願 | 2ローターの燃料噴射を制御し、空燃比の異なる排ガスをターボチャージャー内で混合して触媒コンバーターの昇温を促す技術 |
| 2026年5月18日公開の特許出願 | ターボ過給機付きロータリーエンジンに関する2件。排気経路とバルブの制御による触媒の過熱防止および暖機促進を目的とする技術 |
| 2026年8月13日米国公開の特許出願 | EGR SYSTEM FOR ROTARY ENGINE。排気ポートの使い分けとサイドハウジング内部の冷却通路によって再循環ガスの温度を制御する技術 |
| アイコニックSP | 2023年発表。発電用2ローターロータリーエンジンを使用するロータリーEVシステムを採用。システム最高出力370ps、車両重量1450kg、前後重量配分50:50 |
| RE開発グループ | 2024年2月に復活を発表。主要市場の排ガス規制への対応とカーボンニュートラル燃料への適合などを目的として研究開発を推進 |
| ビジョンクロスクーペ | 2025年発表。2ローターロータリーターボエンジンとモーター、バッテリーを組み合わせたPHEV。システム最高出力510ps |
| ビジョンクロスクーペの航続距離 | モーターのみで160km、ロータリーエンジン併用時は最大800kmとするコンセプトモデルの公表値 |
| ロータリーエンジンの駆動用途 | ビジョンクロスクーペでは発電に加え、エンジンによる車輪の直接駆動も想定 |
Fuel Connect編集部の整理
今回の特許出願に関する情報は、自動車メーカーが高出力エンジンの開発と並行して進める排ガス温度管理、触媒の作動温度制御、燃焼状態の調整などを整理したものであり、特定の排ガス規制の改正や新たな規制基準の施行を伝える内容ではない。マツダは2024年にロータリーエンジンの研究開発体制を再編し、主要市場の排ガス規制への対応やカーボンニュートラル燃料への適合を開発対象として示しており、2026年に公開された特許出願は関連する技術開発の内容を把握するための情報となる。
自動車メーカーの技術開発担当者、排ガス浄化装置やエンジン部品に関係する事業者、車両の動力方式を調査する企業の担当者にとって、EGR、触媒温度制御、ロータリーエンジンと電動システムの組み合わせは、今回の発表内容を整理する際の対象項目となる。車両管理や燃料調達に関係する担当者についても、マツダが公表したコンセプトモデルの駆動方式と航続距離、カーボンニュートラル燃料への適合を目指す研究開発方針を把握できる一方、特許技術の量産車への採用や具体的な導入時期については参考文章で確定情報が示されていない。
References
- ^ NTTドコモ「dメニューニュース」. 「マツダのロータリーエンジン関連特許が2026年に相次いで公開、EGRと触媒温度制御で排ガス性能改善を図る」. https://topics.smt.docomo.ne.jp/amp/article/vague/trend/vague-465864.
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