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アドブルー20Lの価格と購入先について解説

アドブルーはディーゼル車の排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を無害な水と窒素に分解するための尿素水溶液で、尿素SCRシステムを搭載した車両に使用されます。尿素SCRシステムとは、排気管内にアドブルーを噴射して化学反応を起こし、NOxを浄化する排ガス後処理装置のことです。

20Lで購入する場合、価格の目安や容器の仕様、自分の車に20Lが適切かどうかを事前に把握しておくと無駄なく使い切れます。この記事では、アドブルー20Lの価格帯や購入先、保管方法、補充の手順まで詳しく解説していきます。


アドブルー20Lの価格

アドブルー20Lの価格は購入先やメーカーによって異なりますが、通販での参考価格は税込3,200〜3,500円前後(時期により変動)が相場です。ここでは、購入チャネル別の価格帯とまとめ買い時の割引、ガソリンスタンドとの単価比較を4つの観点から整理します。

  1. 通販サイトの価格帯
  2. 業務用資材サイトの価格帯
  3. まとめ買いの割引価格
  4. ガソリンスタンド量り売りとの単価比較

それぞれ送料や購入条件が異なるため、総額での比較が必要です。

それでは各項目について、詳しく解説していきます。

通販サイトの価格帯

楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでは、アドブルー20L 1箱の参考価格として税込3,200〜3,500円前後で販売されています。送料は本州であれば無料〜数百円程度に設定されている出品者が多いですが、北海道や沖縄、離島では別途送料が発生します。

通販サイト 参考価格(税込) 送料目安
楽天市場 3,200〜3,800円前後 本州無料〜500円程度
Amazon 3,300〜4,000円前後 プライム対象は無料
Yahoo! 3,200〜3,500円前後 本州無料〜500円程度

※価格は販売時期・流通状況によって変動します。

各サイトのポイント還元を加味すると実質価格はさらに下がるケースもあるため、購入時には送料込みの総額とポイント還元率を確認してください。

業務用資材サイトの価格帯

モノタロウやパーマンショップなどの業務用資材サイトでは、法人向けの価格設定でアドブルー20Lが販売されています。参考価格は税込3,000〜3,500円前後であり、個人でも購入可能な販売元がほとんどです。

販売サイト 参考価格(税込) 特徴
モノタロウ 3,000〜3,500円前後 即日出荷対応あり
パーマンショップ 3,200〜3,600円前後 トラック用品専門

※価格は販売時期・流通状況によって変動します。

業務用資材サイトは大量購入時の値引き交渉や掛け払い(後払い)に対応している場合があり、運送会社など定期的にまとまった量を購入する事業者に適しています。

まとめ買いの割引価格

20L容器を複数箱まとめて購入すると、1箱あたりの単価が下がる販売元が多く存在します。たとえば3箱セットで1箱あたり税込3,200円前後、5箱セットで1箱あたり税込3,000円前後に設定されているケースが確認できます(時期により変動)。

購入数量 1箱あたり参考価格 1Lあたり単価
1箱(20L) 税込3,500円前後 約175円
3箱(60L) 税込3,200円前後 約160円
5箱(100L) 税込3,000円前後 約150円

※価格は販売時期・流通状況によって変動します。

まとめ買いの際は、使用期限内に使い切れる量であるかを必ず確認してください。保管環境によってはアドブルーの品質が劣化するため、消費ペースに合った購入量の見極めが大切です。

ガソリンスタンド量り売りとの単価比較

ENEOSウイングや宇佐美などの大型車対応ガソリンスタンドでは、アドブルーを量り売り(計り売り)で購入できます。量り売りの参考価格は1Lあたり100〜400円前後(店舗により変動)であり、店舗の立地や取扱量によって価格差が大きい特徴があります。

購入方法 1Lあたり単価目安 特徴
GS量り売り 100〜400円前後 必要量だけ購入可能
20L通販(単品) 約160〜175円 自分で補充が必要
5L通販 約250〜330円 少量購入に最適

※価格は販売時期・流通状況によって変動します。

ガソリンスタンドの量り売りは必要な量だけ購入でき、スタッフが補充してくれるため手間がかからない点がメリットです。一方、1Lあたりの単価は通販の20L容器と比べて割高になる場合が多いため、頻繁に補充する車両では通販での20Lまとめ購入の方がコストを抑えられます。

アドブルー20Lの購入先

アドブルー20Lは通販サイトだけではなく、実店舗でも購入できます。ここでは、主な購入先を3つの観点から紹介します。

  1. ネット通販で購入する方法
  2. ホームセンター・カー用品店で購入する方法
  3. ガソリンスタンド・トラックステーションで購入する方法

それぞれ在庫状況や対応サイズ、受け取り方法が異なるため、自分の利用スタイルに合った購入先を選んでください。

それでは各項目について、詳しく解説していきます。

ネット通販で購入する方法

楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピング、モノタロウなどのネット通販は、アドブルー20Lの品揃えが最も豊富な購入先です。自宅や事業所への配送に対応しており、重量約21kgの20L容器を持ち運ぶ手間がかからない点が大きなメリットとなります。

  • 24時間注文可能で翌日〜数日で届く
  • メーカーやブランドを比較しやすい
  • ポイント還元やまとめ買い割引あり

注文時は送料を含めた総額を確認し、配送先が北海道や沖縄の場合は追加送料の有無をチェックしてください。20L容器は重量物扱いとなるため、一部の出品者では離島・遠隔地への配送を行っていないケースもあります。

ホームセンター・カー用品店で購入する方法

コメリやコーナン、カインズなどの大型ホームセンターや、オートバックス、イエローハットなどのカー用品店でもアドブルー20Lを取り扱っている場合があります。ただし、店舗によっては5Lや10Lのみの取り扱いで20L容器を常備していないケースが多いため、事前に電話やWebサイトで在庫を確認するのが確実です。

  • 実物を確認してから購入できる
  • 持ち帰りですぐに使える
  • 店舗によっては20Lの在庫がない

20L容器は重量約21kgあるため、店舗で購入する場合は車で来店し、カートで駐車場まで運ぶことを前提にしてください。一部のホームセンターでは取り寄せ対応も行っています。

ガソリンスタンド・トラックステーションで購入する方法

ENEOSウイングや宇佐美が運営するトラックステーション(TS)では、アドブルーの20L箱売りに対応している拠点があります。量り売り(車両への直接補充)だけではなく、未開封の20L容器を持ち帰り用に販売している店舗も存在します。

  • 給油のついでに購入できる
  • 大型車対応SSは24時間営業が多い
  • 在庫状況は店舗ごとに異なる

トラックステーションでの箱売り対応はすべての拠点で行っているわけではないため、事前にENEOSウイングや宇佐美の公式サイトで取扱状況を確認してから訪問してください。量り売りで必要量だけ車両に直接補充してもらう方が手間がかからない場合もあります。

アドブルー20Lの保管方法と使用期限

アドブルーは保管環境によって品質の劣化速度が大きく変わるため、20Lのような大容量を購入する場合は保管方法を事前に把握しておく必要があります。ここでは、開封前と開封後の2つの観点から保管条件と使用期限を解説します。

  1. 開封前の保管条件と使用期限
  2. 開封後の品質劣化と保管上の注意点

それでは各項目について、詳しく解説していきます。

開封前の保管条件と使用期限

未開封のアドブルーは、直射日光を避けた冷暗所で保管すれば長期間の品質を維持できます。保管温度が品質に与える影響は大きく、温度が高いほど尿素の分解(加水分解)が進みやすくなります。

保管温度 使用期限の目安
10℃以下 約36ヶ月
25℃以下 約18ヶ月
30℃以下 約12ヶ月
35℃超 約6ヶ月以下

屋内の倉庫やガレージなど、温度変化が少なく直射日光の当たらない場所が最適な保管場所です。夏場の車内や屋外の物置は高温になりやすく、品質劣化を早める原因となるため避けてください。

開封後の品質劣化と保管上の注意点

開封後のアドブルーは空気中の塵や水分が混入しやすくなるため、未開封時よりも劣化が早く進みます。開封後は6ヶ月以内を目安に使い切ることが推奨されています。

  • 内袋の口をしっかり閉じて密封する
  • 金属容器への移し替えは厳禁
  • 直射日光や高温を避けて保管する

アドブルーは銅や鉄、アルミなどの金属に触れると腐食反応を起こし、不純物が混入して品質を損ないます。保管時は付属のポリエチレン内袋のまま保管し、金属製のバケツやタンクには絶対に移し替えないでください。

尿素濃度がISO規格の32.5%から大きく逸脱したアドブルーを使用すると、尿素SCRシステムが正常に機能せず警告灯が点灯する場合があります。変色や異臭が発生した場合は使用を中止し、新しいアドブルーに交換してください。

アドブルー20Lの補充方法と付属ノズルの使い方

アドブルー20L容器には専用のノズル(400mm程度の伸縮式または固定式)が付属しており、じょうごや別売りのポンプを用意しなくてもそのまま車両に補充できます。ここでは、付属ノズルを使った補充手順と注意点を2つの観点から解説します。

  1. 付属ノズルを使った補充手順
  2. 補充時の注意点

それでは各項目について、詳しく解説していきます。

付属ノズルを使った補充手順

20L容器に付属するノズルは内袋の注ぎ口に差し込んで使用するタイプが一般的です。以下の手順でアドブルーを車両に補充できます。

  1. 車両のアドブルー補充口(青いキャップ)を開ける
  2. 20L容器の外箱を開き、内袋の注ぎ口を確認する
  3. 付属ノズルを内袋の注ぎ口にしっかり差し込む
  4. 容器を傾けてゆっくりとアドブルーを注入する
  5. 補充が完了したら車両の青キャップを閉める
  6. 内袋の注ぎ口を閉じて密封する

20L容器は重量約21kgあるため、補充口の高さによっては容器を持ち上げる力が必要です。トラックの場合は補充口が低い位置にあるケースが多いため比較的楽に作業できますが、乗用車でボンネット内に補充口がある車種では台やステップを使って作業すると安全に注入できます。

補充時の注意点

アドブルーを補充する際は、以下の点に注意して作業を行ってください。液体が車体やエンジンルームにこぼれた場合は、すぐに大量の水で洗い流すことが大切です。

  • こぼれた液は水分蒸発後に白い結晶が残る
  • 金属部品に付着すると腐食の原因になる
  • 燃料タンクへの誤注入は厳禁
  • 補充口周辺にウエスを敷いて養生する

アドブルーは無色透明の液体で臭いも弱いため、万が一こぼしても気づきにくい場合があります。放置すると水分が蒸発して白い尿素結晶が残り、塗装面やゴム部品を傷める可能性があるため、補充作業後は補充口周辺を水拭きで確認してください。

燃料タンクにアドブルーを誤って入れた場合は、エンジンを始動せずにディーラーや整備工場に連絡してください。燃料系統の洗浄が必要になり、エンジンを始動すると噴射系統に深刻なダメージを与える恐れがあります。

アドブルー20Lに関するよくある質問

アドブルー20Lの重さはどのくらいですか?

アドブルー20L容器の総重量は約21kgです。内容液(比重約1.09のため20Lで約21.8kg)に加え、ダンボール外箱やポリエチレン内袋、付属ノズルの重量を含めた数値となります。

5Lと10Lと20Lではどれが一番お得ですか?

1Lあたりの単価で比較すると、20L容器が最もお得です。参考価格の目安として、5Lは1Lあたり約250〜330円、10Lは1Lあたり約200〜250円、20Lは1Lあたり約160〜175円となっています(時期・販売元により変動)。ただし、使い切れずに品質が劣化すると無駄になるため、消費ペースに合った容量を選ぶことが最も経済的です。

開封後のアドブルーはどのくらい保存できますか?

開封後のアドブルーは、直射日光を避けて25℃以下の環境で保管した場合、6ヶ月以内に使い切ることが推奨されています。高温環境(30℃超)では劣化が加速するため、さらに短い期間で使い切る必要があります。

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